Nu Breed

ニュータイプ = 新しいマイノリティの生き方を考えるブログ

Part 5. 日本ではあまり知られていない紹介したいもの

この記事は英語・外国語で拓けるネット学習と世界についての第5部です。


英語・外国語で拓けるネット学習と世界について

Part 1. 序文・言語学習
Part 2. ものづくり・ネット収入
Part 3. 旅・働き方・交流
Part 4. 学習・教育・合宿
Part 5. 日本ではあまり知られていない紹介したいもの ← 今ここ



MBTI・Big-Five

MBTI

簡単に言うと性格診断なのですが、科学的な統計に基づき作られたもの。アメリカでは以前からキャリア相談や人事などに使われているのですが、最近はとくにネットやメディアで話題になることが多く、人々の性格の違いでこれだけ違うという、個々人の違いに人々が気づいたり考える、良いきっかけになっていたりします。また、似たような人を見つけやすく、コミュニティでは似た人達がいる安心感もあり、メンタル問題や色々な人生経験を話しやすい環境も出来ていたり、タイプ間での違いを踏まえた上でどうしたら良いのか、などの説明で腑に落ちたと感じる人も多く、この性格診断は社会へある程度貢献している面があると個人的に感じました。

ちなみに、引きこもり系、無職率、自閉症、メンタル系なども、タイプごとで偏りが見られます。

MBTI自体については科学的な信憑性はあまりないという声もあり、科学的にはBig-Fiveの方が信頼性がありますが、MBTIの基盤となっている「cognitive functions/認知の働き」についてはBig-Fiveと同様信頼性があり、知名度の高いMBTIを入り口にして、認知の働き方を知ることで、自分と他者についての理解を深めていく方も多いようです。

英語圏Facebookでは、タイプごとのグループもあり、交流も盛んです。

Delusions of Gender ─ ジェンダー・性差のまやかし

Delusions of Gender: The Real Science Behind Sex Differences

日本でも話題になった?男脳、女脳。これまでに男女の性差について、脳の作りからして生物学的に違う、というのが一般的に信じられるようになりましたが、この本により、今までのそうした生物学的な性差を裏付けてきた科学的根拠とされるものが、実際は粗末な研究方法で出されたもので、そういった研究の多くは、どういう結果を示したいかのゴールが先にあり、それに合わせた結果が出るような方法で出されたものだ、ということが明らかにされています。

そして同時に、脳神経学と心理学の研究者である著者は、人間の意識というのが、いかに変幻自在で、文化的な思い込みに常に影響されるものか。今までに信じ込まれていた性差というのは生物学的なものではなく、文化的なものであるということを示しています。

日本語の関連記事:

「男性脳」「女性脳」は存在しない?:英国の研究結果 " WIRED.jp

Attached: The New Science of Adult Attachment and How It Can Help You Find -- and Keep -- Love

Attached: The New Science of Adult Attachment and How It Can Help You Find-and Keep-Love: The New Science of Adult Attachment and How It Can Help You Find - and Keep - Love

この本では、個々人の恋愛などの人間関係で表れる愛着のタイプについて、心理学者らの統計に基づいた研究から、説明がなされています。自閉症やコミュ障、引きこもりの方たちの、家族や他人との関係性とも関わると思うのですが、人というのは、子供の頃の親との関係性が、大人になったとき、そのままその人の親密な人間関係に酷似して表れる、ということが心理学者の統計から明らかになり研究が進められ、本書ではその解説から、さらには実用的なアドバイスも書かれており、この本を読むことで、個々人には愛着の違いがあるという理解、またその理解の上に、人々が関係を改善していけるように、そして人々が自身の愛着スタイルを改善していけるように、という目的で書かれた、ガイド書でもあります。

少しだけ愛着のタイプについて書くと、大きく概要して、安定型、不安型、回避型の3タイプ、もう少し細かく分けると後者の混合型もあり、安定型は幼少時に親と健康的な関係を持っていたバランスの取れたタイプでアメリカでは人口の50%。不安型は恋人と頻繁に連絡を取り愛しているか聞いたり、浮気していないかという疑惑も強く、常に愛情を確認していないと不安になるタイプ。回避型は、人と親密になり始めると避けたり距離を置いてしまうタイプ、ということが書かれています。混合型は、普段は回避型ですが、一度親密になると不安型が現れるタイプです。

LGBTQ

性的指向セクシャリティジェンダー関係については日本も情報が多いかと思いますが、ついでなので記載。

「ズッキーニ」って何? LGBTだけじゃない12の性的指向、まとめてみました。

ポリアモリー(open relationship)

日本ではポリアモリーと呼ばれているようですが、英語圏ではopen relationshipという言葉が使われることが多いです。

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メンタルサポート

7 Cups - Free Care & Therapy

辛いとき悲しいとき、吐き出したいとき、相談したりアドバイスが欲しいとき、メンタル系やマイノリティにも理解のある人たちと、リアルタイムチャットやフォーラムで話したり、交流することができます。

助け合い精神のボランティアで成り立っており、あなたが助けたい側であれば、リスナー(聞く側)になって、話を聞いてもらい人の話し相手になることもできます。

アプリ

心を軽くしていくためのアプリ。認知行動療法に使えます。

Unstuck


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